Willcomがとうとう破綻したらしい。以前も、経営危機とかで事業再生ADRを申請したみたいなニュースがあったけれど、結局はダメだったらしく。

ウィルコムが会社更生法を申請,「ナローバンドを中心に再建を目指す」:
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100218/344818/

で、同じITProの記事で、記者会見の質疑応答の内容を書いた記事がある。これを見る限り、次世代PHSのXGPの投資が重たかったことが破綻の原因だと述べられている。で、このXGPってのは、PHSと同じような設備を使って、上り下り20Mbpsの帯域幅が使える代物らしいが、XGPの資料をざっと見た感じでは、既存の設備にXGPの設備を追加するなどの措置が必要なようで、その辺の投資(ま、バックボーンとか端末周辺もあるんだろうけど)にお金がかかったんだろうな。

とはいえ、XGPを志向するというのは、広帯域化への志向なわけで…という気がするが、ウィルコムの社長はこんなことを言っている。

「24時間音声定額やナローバンドでのデータ定額にはまだ潜在力があり,このニーズを掘り起こしていく」

えー(汗)みたいな印象。ナローバンドに需要があるなら(会社が破綻するくらい重い投資が必要な)XGPやんなくていいんじゃんという気がするし、そんなXGPでも始めなきゃと思った背景にはナローバンドに大した需要がない現実があるんじゃないかという気がする。

ま、個人的には、(1)そこそこの帯域で、(2)そこそこの値段で、(3)だいたいどこでも使えて、(4)使い放題というモバイルインターネットサービスには一定の需要があって、従来、その辺のサービスをPHSで提供していたのがウィルコムで、e-mobileが3Gで提供し始めた途端、ウィルコムが見事に失速したような印象がある。(なんとなくe-mobileの値段とか、結構、willcomを意識していたような気がするし)なんかそうなってくると、音声通話というサービスにおいて、2Gから3Gに移行して、2Gが消え去ったように、本来的にはPHSは消え去る運命なのかなという気がしている。