どうやら、USENがISP事業をSo-netに売却するらしい。

USEN、ISP事業をSo-netに売却へ:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/25/news088.html

 USENは「GyaO 光 with フレッツ」などのサービス名で光接続事業を展開していたが、加入者は約23万件にとどまっていた。同事業をSo-netに売却する一方、有料動画配信サービス「ギャオネクスト」とSo-netの光接続サービスを両社で代理販売することで、映像配信サービスの販売力を強化できるとしている。

まず、「GyaO光」はラストワンマイルがBフレッツなので、USENは単なるISP事業をかなり小規模にやっていたことになる…と思ったら、asahi-netのIR情報を見てみたところ、2009年9月段階のasahi-netのFTTHな会員数は約21万人だった。まぁ、asahi-netより少し大きいくらいだから、小規模と決め付けるわけにはいかなさそうだ。で、一方、@niftyは、2009年3月段階で106万人とのことだから、「Gyao光」は大規模って感じでもなかったようだ。

asahi-netが事業売却を模索しているようではなさそうなので、USENのISP事業売却の背景には、USENに依存した事情がありそうだ。

ただ、「GyaO」ってブランド自体は、(GyaoがYahoo!動画と統合して、GyaoがYahoo!傘下になった関係で)もうYahoo!のものになっているわけで、ちぐはぐな感じにはなっていたのは確かじゃないだろうか。

Yahoo!動画とGyaO統合、「権利者を尊重する」No.1動画配信プラットフォームに:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/07/news099.html

ただ、個人的に気になっているのは、USENが始めた「BROAD-GATE 01」がどうなったのかということだ。

ちょうど、2001年頃の記事が残っていたが、要するにADSLが全盛の時代に、USENが自社運営FTTHを「BROAD-GATE 01」というブランドで提供していたのだ。ま、要するに、NTTのBフレッツに依存しないFTTHだったので、今、やっている「GyaO 光 with フレッツ」とは根本的に違っていて、USENの光ファイバーがかなり安い値段で引き込まれていた。そういえば、知り合いのマンションが「BROAD-GATE 01」を引き込んでいて、固定IPアドレスとか安い値段とか、かなりうらやましかった記憶がある。いつのまにか、自社運営のFTTHが、Bフレッツを使ったISP事業にすりかわっていた。たまたま見つけた資料によれば、2006年にブランド名を変更したようだが、その時点では60万人の契約数を確保できていたことがわかる。そこから、かなりの勢いで契約数を失ったことになる。

というわけで、先に、「USENに依存した事情」と書いたが、まさに、自社運営の光ファイバー網を使った「BROAD-GATE 01」への投資がUSENの重荷になったんではないかと邪推しているが、どうだろうか。